MotoGP™はすべてのシーズンおよびイベントにおいて、現在、そして、未来を見据え、環境に配慮したパドックを作るための取り組みを行っています。たとえば、プロモーターとの協力を介してグリーンエネルギーの使用量を増加する活動、水飲み場を導入してプラスチックを削減する活動などです。
2020年以降、レース会場のメディアサービスにおいても環境保護を進めています。結果を通知するサービスをデジタル化し、すべてのレース会場のメディアセンターで紙の不使用を徹底しています。また、メディアガイドなどの資料も2022年に完全にデジタル化されました。
モーターサイクル界はポジティブなインパクトを高めるための手段を常に探しています。最近特に注目を集めた活動の例を紹介します。まず、今となっては当たり前となった余剰食糧を収集する活動がイギリスグランプリの終了後に行われ、パドックからタウスターのフードバンクに寄付されました。また、子供の慈善活動「Stichting Happy Smile」では、エメンからTTグランプリが行われるアッセンまで、このチャリティイベント用のトラックが隊列を組んでが走り、幸せな笑顔がいたるところで見られました。
さらに、2022年には、さまざまなグランプリやサーキットの協力の下、大勢のライダーやパドックのメンバーが多くのイベントで植樹活動に参加しました。また、二輪スポーツの最高峰として、モーターサイクル界は世界を大きく変えることを目指し、イノベーションを推進しています。MotoGP™の重要なパートナーの1社であるミシュランは、2050年までにすべての分野でサステナブルな原材料の使用率を100%に到達させることを世界的目標として掲げています。
ここでパドックの出番です。最新のテクノロジーはMotoE™でのテストを経て、MotoGP™に導入されます。その後、世界中の大勢のライダーに届き、この過程において世界をより良い場所にします。
MotoGP™とTata Communicationsによる放映のリモート化を掲げた連携も、サーキット外の取り組みの一つに挙げられます。この取り組みにより、人々と機器の移動を減らす一方で、テレビ中継施設からピットレーンにいたるまでのイノベーションを徹底して進め、視聴体験の向上をもたらしています。まさに世界全体で、そして、パドック内で『Racing Together』を実現しています。