プレミアクラスは7日、ペトロナス・セパン・インターナショナル・サーキットでオフィシャルテスト2日目を実施。気温が33度、路面温度が57度まで上昇したドライコンディションの中、昨年2月のオフィシャルテストで記録されたテストベストタイム(1分57秒889)を11人が上回り、11月のマレーシアGP公式予選2で樹立されたオールタイムラップレコード(1分57秒491)を非公式ながら5人が上回った。
ドゥカティ
昨年3番グリッドから優勝を挙げた初日5番手のエネア・バスティアニーニは、テストライダーのミケーレ・ピロがシェイクダウンテストで試したエアロボディを検証しようとしたが、縁石に激突して破損するインシデントに見舞われたが47ラップを周回して、1分57秒134のトップタイムをマークした。
初日1番手のホルヘ・マルティンは、56ラップを周回して0.139秒差の2番手。初日16番手のフランチェスコ・バグナイアは、52ラップを周回して0.335秒差の5番手。昨年のポールポジションタイムを上回った。
2024年型を駆ける3人がトップ5入りすれば、2023年型を走らせる初日4番手のファビオ・ディ・ジャンアントニオは、54ラップを周回して6番手。初日8番手のマルコ・ベツェッキは、53ラップを周回して9番手。
初日7番手のアレックス・マルケスは、56ラップを周回して7番手を維持したが、連続10ラップのロングランを実行して1分58秒台を7回、1分59秒台を3回記録。
初日9番手のマルク・マルケスは、13度のランで最多72ラップを周回して0.984秒差の14番手。最後のランで連続10ラップのロングランを実行して1分58秒台5回、1分59秒台を5回刻んだ。
KTM
初日12番手のブラッド・ビンダーは、42ラップを周回して0.193秒差の3番手に浮上。昨年の公式予選7番手を上回れば、初日2番手のペドロ・アコスタは30ラップ目の9コーナーで転倒を喫したが、52ラップを周回して0.592秒差の8番手。
初日18番手のジャック・ミラーは、59ラップを周回して1.166秒差の15番手。初日21番手のアウグスト・フェルナンデェスは、50ラップを周回して20番手。
アプリリア
昨年10月の第17戦タイGPで問題となった暑さ対策に取り組み、積極的に暑い時間帯で走行。初日13番手のアレイシ・エスパルガロは、54ラップを周回して0.312秒差の4番手に浮上すれば、初日6番手のマーベリック・ビニャーレスは52ラップ目の転倒を喫したが、62ラップを周回して1.322秒差の18番手。初日15番手のミゲール・オリベイラは、56ラップを周回して1.415秒差の18番手。
ヤマハ
初日3番手のファビオ・クアルタラロは、53ラップを周回して0.754秒差の11番手だったが、7ラップ目に昨年の予選タイム(1分58秒080)を上回る1分57秒888を刻み、12ラップ目には週末のトップスピード(時速332.3キロメートル)を書き換え、トップスピードランキング1番手に飛び出す時速338.5キロメートルを記録。初日11番手のアレックス・リンスは、50ラップを周回して0.976秒差の13番手。
ホンダ
初日14番手のジョアン・ミルは、39ラップを周回して0.738秒差の10番手だったが、8ラップ目に昨年の予選タイム(1分58秒440)を大幅に上回る1分57秒872を記録。初日10番手のヨハン・ザルコは、41ラップを周回して0.877秒差の12番手。
初日20番手の中上貴晶は、37ラップを周回して1.238秒差の16番手だったが、連続13ラップを実行して1分59秒台を8回、2分00秒台を5回記録。
初日17番手のルカ・マリーニは、41ラップを周回して1.260秒差の17番手だったが、連続13ラップのロングランを実行して1分59秒台を10回、2分00秒台を3回記録した。