フランチェスコ・バグナイア、優勝でタイトル奪取!

コースアウト後に追い上げたホルヘ・マルティンがマルク・マルケスと接触転倒

最終戦バレンシアGP決勝レース(27ラップ)は26日、サーキット・リカルド・トルモで行われ、ポールポジションのフランチェスコ・バグナイアがホールショットを決め、1ラップ目からトップを疾走。ライバルの転倒後、KTM勢にポジションを譲ったが、19ラップ目に再び1番手に浮上すると、第15戦インドネシアGPに続き7勝目を挙げ、2年連続のタイトル獲得に成功した。

ホルヘ・マルティン

気温19度、路面温度24度のドライコンディションの中、6番グリッドのホルヘ・マルティンは1ラップ目の2コーナーで2番手に浮上。1番手を走るタイトル争いのライバルを追走すると、スリップストリームから追い越そうとした3ラップ目の1コーナーでコースアウトを喫して8番手に後退したが、4ラップ目にアレックス・マルケス7番手、6ラップ目にマーベリック・ビニャーレスを抜き、マルク・マルケスをイン側から抜こうとした際に追突。

4コーナーで2人が転倒して、タイトル争いに終止符が打たれ、マルク・マルケスもホンダとのファイナルレースを転倒で幕を閉じた。

別れの表彰台

2番グリッドのヨハン・ザルコは0.360秒差の3位。新天地に移籍する前に3年間所属したプリマ・プラマック・レーシングとのラストレースで4戦ぶり6度目の表彰台を獲得。

5番グリッドのブラッド・ビンダーは、6ラップ目に1番手。今季初優勝に向けてトップを走行中の14ラップ目11コーナーでコースアウトを喫して6番手に後退した後、16ラップ目にアレックス・マルケスを抜こうとした際に接触したことから、ポイントを1つ降格するペナルティが科せられたが、2.347秒差の3位に入り、今季5度目の表彰台を獲得。

タイヤプレッシャーペナルティ

11番グリッドのファビオ・ディ・ジャンアントニオは、ステップ・バイ・ステップでポジションを上げ、フィニッシュラインまで2戦連続の優勝に向けてトライして0.176秒差の2位でチェッカーフラッグを受けたが、タイヤプレッシャーが規定範囲を超えていたことから、3秒加算のペナルティが科せられて4位。

10番グリッドのラウール・フェルナンデェスは、プレミアクラスでの最高位となる5位。8番グリッドのアレックス・マルケスは6位。19番グリッドのフランコ・モルビデリ、12番グリッドのアレイシ・エスパルガロ、17番グリッドのルカ・マリーニ、4番グリッドのマーベリック・ビニャーレスがトップ10入り。15番グリッドのファビオ・クアルタラロは11位。

16番グリッドの中上貴晶は21.695秒差の12位。21番グリッドのロレンソォ・サバドーリは13位。18番グリッドのポル・エスパルガロは、11番手走行中の24ラップ目に週末2度目、今季15度目の転倒を喫したが、最後まで走り切って周回遅れの14位。

8人が転倒

3番グリッドのジャック・ミラーは1番手走行中の19ラップ目11コーナーで週末3度目、今季21度目の転倒。7番グリッドのマルコ・ベツェッキは1ラップ目に週末2度目、今季20度目の転倒。

13番グリッドのアウグスト・フェルナンデェスは15番手走行中の10ラップ目に週末2度目、今季23度目の転倒。14番グリッドのエネア・バスティアニーニは10番手走行中の10ラップ目に今季13度目の転倒。20番グリッドのアレックス・リンスは6ラップ目の1コーナーで週末2度目、今季8度目の転倒。

チャンピオンシップ

ポイントリーダーのフランチェスコ・バグナイアは25ポイントを加算。2年連続2度目、通算3度目のタイトルを奪取すれば、ホルヘ・マルティンは39ポイント差の総合2位を獲得した。

RESULTS

 

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