最終戦バレンシアGPの決勝レース(周回数20ラップ)は26日、サーキット・リカルド・トルモで行われ、2番グリッドの佐々木歩夢がホールショットを決め、積極的にレースをリードして5人の優勝争いに競り勝ち、2022年8月の第13戦オーストリアGP以来3度目の優勝、クラス最多となる11度目の表彰台を獲得し、昨年の総合4位を上回る自己最高位の総合2位に進出。軽量級の日本人ライダーとしては、当地初優勝となった。
気温16度、路面温度17度のドライコンディションの中、5番グリッドのダビド・アロンソは0.082秒差の2位。参戦1年目に2戦連続8度目の表彰台を獲得すれば、6番グリッドのイバン・オルトラは0.128秒差の3位に入り、第4戦スペインGP以来今季3度目の表彰台を獲得。
ポールポジションのコリン・ベイヤーは、サイティングラップで転倒を喫したが0.266秒差の4位。3番グリッドのデニス・オンジュ、7番グリッドのホセ・アントニオ・ルエダが続き、4番グリッドのジョエル・ケルソは7位。
18番グリッドのダニエル・オルガドは、1ラップ目の2コーナーで発生したアクシデントを回避して最後尾に後退したが6.105秒差の8位まで挽回。9番グリッドのダビド・ムニョスと10番グリッドの山中琉聖がトップ10入り。
16番グリッドの古里太陽は9.166秒差の11位。8番グリッドのジャウメ・マシアは13位。21番グリッドの鳥羽海渡は20位。26番グリッドのマリオ・アジは23位。
チャンピオンシップ
チャンピオンはジャウメ・マシア。総合2位は佐々木歩夢。総合3位は新人王のダビド・アロンソが獲得。鳥羽海渡は総合11位。山中琉聖は総合13位。古里太陽は総合16位。鈴木竜生は総合19位。
チーム部門は、起用する佐々木歩夢が優勝、コリン・ベイヤーが4位に進出したリキモリ・ハスクバーナ・インタクトGPが初タイトルを獲得した。
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