ヤマハ、来季に向けて仕様違いのエンジンを準備

スペック違いの1基をバレンシア、もう1基をマレーシアのオフィシャルテストに投入予定

モンスターエナジー・ヤマハのチームディレクター、マッシモ・メレガリは、第13戦インドGPのプラクティス中に国際中継のピットレーンインタビューに応え、11日前にミサノ・ワールド・サーキット-マルコ・シモンチェリで開催されたオフィシャルテスト後、ファビオ・クアルタラロとの見解の違いについて、事情を説明。テストは期待通りだったと改めて主張した。

「異なる視点ではなく、コミュニケーションの問題です。我々が期待していることを彼に伝えなかったのは誤りでした。テストで得られたものは、我々が期待していたものでした。エンジンは全く新しく、異なる特徴を持ち、何も問題がなかったので満足です。」

「2の異なる仕様に取り組んでいることを知った上で、基本的に、期待していることを確認しました。1つはバレンシアで、もう1つはマレーシアに向けて準備を整えます。確かに彼は異なる期待を持っていましたが、それは我々のコミュニケーション不足によるものです。」

週末の最初のセッション、フリープラクティス1でファビオ・クアルタラロが走行中に2度もバイクを止めることを強いられた理由については、「トランスミッション」が原因だったと説明。

「2台のバイクに問題がありました。それはトランスミッションでした。ストレンジなことでしたので、安全上の理由から、フランキーも止めることにしました。我々は原因がどこから来たのかを理解することができます。」

「トラック上では十分な時間があり、2度目のセッションも長いことから、午前中にできなかった作業を全て実行するつもりです。新しいサーキットであり、学ぶべきことが沢山あることから残念でした」と、フランコ・モルビデリも走行を中断した理由も説明した。

 

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